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2025.04.28

スタッフブログ

大変身!車庫から住宅へ!

こんにちは 野間田早苗です。

2025年3月末に完成&お引渡しをしたお家のご紹介です。

本宅の敷地内にある車庫を居住スペースにしたいとのご要望のもと、お子様の成長やご家族の生活スタイルに合わせての暮らし方を考えながら、お施主様と何度も打ち合わせを重ねてきました。

その結果、キッチン・リビング・ダイニング、トイレ・洗面・シャワールーム、さらには天井高を利用して2段のロフトが出来、寝ることも、モノを収納するスペースもあるコンパクトな住宅へと生まれ変わりました。
また、床・壁・天井もしっかり断熱工事をし、夏の暑さや冬の寒さから守ってくれる快適でエコなお家になりました。

2段構えのロフトは、高い天井(最高で380㎝)と既設の立派な梁を活かして造られました。
ロフト1段目は身長180cmの大人が経って歩くことが出来、寝室としても十分なスペースです。
ロフト2段目は最高のところで140cm。大人の中腰くらいですが、およそ5平方メートルありますので大容量の物置として活用できます。
ロフトの一番下には調光式の照明がついています。リビングとして場面と雰囲気に合わせた空間が演出できます。



カウンターテーブルのあるキッチンは、無垢フロアとマッチしたタカラ木製システムキッチンです。

お家のほぼすべての床が天然の無垢フロアで、既設の梁やロフトに合わせ全体的に落ち着く空間作りを目指しました。



洗面、トイレ、シャワールームは動線をまとめ、コンパクトに配置しました。



シャワールームはこんな感じ。海外っぽくていいですね!



南側の大きな掃き出し窓の内側は天井に長さいっぱいの可動式物干しが設置してありますので、天候に左右されずに夜のうちに干しておくこともできます。
リビングとの間の曇りガラスの引き戸を閉めれば目隠しが出来、採光もしっかりとれます。
壁側の角にはちょっとした物置があります。このちょっとした所がスッキリとした暮らしに大いに貢献します。

あと、玄関はコンパクトながらも天井いっぱいの靴収納があり、壁は珪藻土の塗壁になっています。この珪藻土の塗壁の効果は後半、現場作業のご紹介で触れていますので、最後までご覧くださいね。

次に、素敵な住宅になるまでをご紹介します!

まずは既設と改修プランの簡易図面をご覧ください。





以下より作業工程です。1月からの工事でしたので、寒い中頑張って作業してくださいました。

<解体>

物干しスペース増築の為、正面の外壁とサッシを撤去・解体しました。
内部も棚・トイレ・間仕切り壁をすべて撤去・解体し、ひと間にしました。

<基礎工事>


床下の基礎を作るため、図面にそって差し筋アンカーを打ちつけブロックで基礎を作ります。



トイレ・シャワールームの基礎に給排水を配管し、コンクリートで固めて水回りの基礎完成。

<給排水工事>


先程の水回り基礎からさらにパイプを伸ばし、キッチンや洗面台までの給排水管を配管、立ち上げます。

<電気工事>


今回の仕上がりでは、既設屋根に合わせた勾配天井、既設梁もそのまま見せるため、電気線をどこに隠すか考えながらの工事でした。

<大工工事>


届いた材木は、間違いがないように現場監督がしっかり書いて貼っておきます。職人さんがスムーズに仕事ができるように、現場監督も頑張っています。



床下地を組んだら、床断熱を隙間なく敷き詰めていきます。冬場は床下から上がってくる冷気をシャットアウト、夏場も床下の熱を室内に入れません。

<断熱工事>





この布団の様な断熱材を壁の中に隙間なく埋め込んでいきます。



天井にも隙間なく断熱材を埋め込んでいきます。
天井、壁、床の断熱材をそれぞれがつながるように施工し、建物全体を囲うことで大きな効果をもたらします。

<塗装>


玄関ホールは左官職人さんの腕が光る珪藻土の塗壁。
珪藻土の塗壁は消臭効果や抗菌効果もあるので屋外の汚れを室内に持ち込ませません。面積に応じた補助金も受けられます。



既設天井に合わせた勾配天井。室内を広く大きく活用するための工夫です。
大工さんの下地とクロス屋さんの施工は大変でしたがキレイに仕上がりました。



既設梁を利用したロフトの柵は、一本一本大工さんの手作業で加工して取り付けています。



数ある建築会社の中から、わが社を選んでくださったことに感謝を申し上げます。
このお家が、ご家族の皆様のくつろぎのお家になりますことをお祈りし、これからも末永くお付き合いくださいますようお願いいたします。



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