こんにちは、福本です。
昨年末に当社で改装をさせていただいたI様邸のビフォーアフターをご紹介いたします。


従来の日本家屋に多く見られる天井の低い和室です。
室内、廊下ともに施工前の天井高は1m90cm程度。
そもそも和室においては床座(椅子ではなく床/畳にそのまま座ること)が一般的ですので、目線が下がる分、天井が高いと落ち着きません。適度な閉塞感と座った時の居心地の良さを計算に入れて設計されているのが昔ながらの和室です。

しかし、近代の日本人の平均身長の伸びやライフスタイルを考えるに従来の和室では合わなくなっているのかもしれません。実際、こちらのお部屋もどうしても圧迫感や閉塞感は否めませんでした。

改装後はこちらです。

既設天井を取り払い、あえて梁を見せるように屋根なりに天井を張り上げることでモダンで開放感のある空間を実現しました。

また、同お宅1階、縁側土間と大きなサッシ。

こちらの改装後が・・・

こちらです。既設サッシと土間を取り払い、室内の温かみを逃さない空間に仕上がりました。
ちょうど窓から見える雪景色と落ち着いた照明にテーブルのコーヒーがよく似合います。

いかがでしょうか。大がかりなリフォームとは言わない規模の工事でも印象は大きく変えることができていると思います。

ご一読いただいた皆様。
小さなこと、ちょっとした思い付きでも構いません。
ぜひ一度、事務所にお茶がてら相談にいらしてみませんか。