こんにちは 野間田早苗です。

梅雨に入り、じわじわと蒸し暑くなってきました。雨量はまだあまりありませんがそのうちシトシト・ザーザー降ってくるのではないでしょうか。

そこで今回は、雨水利用の話をしてみようと思います。

カイテクホームは、事務所の軒下あたりでメダカを飼っています。溝のように見えますが、側溝に使うU字溝と深型の溜枡をつなぎ合わせてわざわざ作ったオリジナルのメダカ池です。

溜まっている水は雨水です。

雨が降ると、樋からこの池に入ってきます。結構たくさん入ってくるので、満杯になった雨水は、メダカが出ないように網をかけた穴から側溝に流れ出ていきます。

全長8.5メートルはあります。深い桝が2つあるので、そちらの方にはフナと鯉、川ガニまで住んでおります。カエルもたくさん住み着いています。

メダカたちにとって、とてもいい環境のようで、群れを成してすごいスピードで泳ぎ回り、春には子メダカも知らない間に産まれ、オタマジャクシもトンボのヤゴも産まれ・・・(メダカたちにとっての敵もたくさん( ;∀;)ですが、たくましく生きております!!)

とにかく、水槽と違って掃除する必要はなく、雨が降るたびに水がきれいになるし、ほったらかしで、水道料金が全くかからなくて、かわいいメダカたちやスイレンのきれいな花たちに癒されるという、とってもいい場所になっています。

これが当社の雨水利用のものです。

雨水利用にはこのほかにも、置き型のタンクもたくさん販売されています。

こちらも屋根の樋から直接タンクに入っていくように接続して、溜めていきます。下の方に蛇口がついていて、植物などの水やりに利用したり、洗車などに利用したりできます。

樋から接続までしなくても、大きなタンクに、自然に雨水をためればいいじゃない?と思いましたが、記事を読んでみると、意外と難しいようです。

実践したことのある人はご存じかと思いますが、よほどの豪雨でない限り、溜まる雨水の量はさほど多くありません。例えば天気予報で「1時間に30mm」と表現していたとします。1時間に30mmという降水量は傘をさしていても濡れるほどの土砂降りですが、そんな雨でも1時間に3cmほどしか雨水は溜まりません。

雨水を貯めるには、やはり大きな屋根から樋に集まる水をそのままタンクに集めるやり方が一番効率が良いようです。

そしてもう一つのポイントは、たまった水をきれいに保つことです。自然界ではこの時期、水がたまると、蚊が卵を産み付けボウフラが発生します。また、陽が当たることで藻も発生します。虫の進入と光を遮断する必要があります。そんなことを考えると、お金はかかりますが、市販されているこれらの雨水タンクがやはり一番いいと思います。

そのうち我が家も取り付けようと思います。

近年、自然の物質循環を取り戻そうとする取り組みが急速に進んでいます。代表的なものは、太陽光・風力・地熱などですが、雨水利用もその一つといえ、大型の施設や一般住宅でも地下に雨水を溜め利用するシステムがどんどん進んでいます。

手軽にできて、初期投資もさほどかからない雨水利用を、皆様も考えて見られませんか?