鳥取県産業育成センターの外部講師として今年度2回目の講義が終了しました。

現在は木質構造に関する講義をしています。

どのような構造にしても力の流れを理解することが大切です。構造の力の流れ?なんか複雑と思われますが意外と簡単なんです。

建物にかかる力は2種類しかない

 真上(地面と垂直)と真横(地面と平行)の力の2種類です。

力の流れは概略下記のようです

 真上の力は 屋根(床)→梁→柱→基礎→地盤

 真横の力は 外壁(風の場合)→床→柱→基礎→地盤

上記のような力が流れた時に各部材が壊れないよう設計します。最後は地盤に力が流れるのです。建物が重すぎて地盤がへこみ傾くようであれば杭を打ち込み地下の硬い岩盤から建物を支えます。

進撃の巨人と何が関係あるか???

地盤の強度を語るうえで大いになるのです。

平均的な人間の体重と足の裏の面積を算出し、人があるくことでどのくらい地盤に影響を及ぼすのか簡単な計算で割り出しました。

次に巨人の大きさから体重と足の裏の面積を算出し地盤へ及ぼす力を算出しました。

結論 アニメにいちゃもんつけるわけだはありませんが、巨人は通常の地面を走るどころかに立つことさえままならないことが判明。

今年はこんな感じで基本的な事を理解してもらうよう少しでも印象に残るような講義を心掛けたいと思っています。