縁切れ壁という言葉をご存知でしょうか?

以前の家つくりは大工さんが建てて左官屋さんが仕上げるのが一般的でした。

左官屋さんが壁をすべて仕上げることで工事が終了し、施主様と縁が切れてしまいます。

そこで施主様との縁が切れないために普段は殆ど見えない床の間の下がり壁の裏側をわざと塗り残したといわれています。

床の間です。

床も間正面の下が壁の裏側です。下塗りのままです。

先日産業育成センター生徒さんにこのお話をしました。

早速実家の床の間の写真を見せていただきました。やはり仕上げてありませんでした。

最近は床の間が激減してきましたもし身近なところに床の間があればのぞいてみてください。

ちょっとした話のネタにはなります。